1RM換算式(Epleyの公式)
・1RM=W×(1+0.0333×R)
W: 実際に挙げた重量(kg)
R: 挙上回数(10回以下程度を推奨)
筋トレ用語解説(RMとRepとは)
RMとは
・ 定義: 1回だけ持ち上げられる最大重量を「1RM」と呼び、何回持ち上げられるかに応じて「◯RM」と表します。
・ 例: 10RMは「10回持ち上げられる最大重量」を指します。
・ 用途: トレーニングの強度を測定する指標です。
Repとは
・ 定義: 1セットで繰り返す回数を指します。
・ 例: 「8 reps」は1セットで8回の挙上を行うという意味です。
・ 用途: トレーニング量や目的を具体化する単位です。
筋トレの目的別Rep数とは
目的 | Rep数 | 重量設定 | 休憩時間 | 目的 |
最大筋力向上 | 1~5回 | 1RMの 85~100% |
2~5分 | 最大筋力の向上 |
筋肥大 | 6~12回 | 1RMの 65~85% |
30秒~90秒 | 筋肉を大きくすること |
筋持久力 | 12~20回 以上 |
1RMの 50~65% |
30秒以下 | 筋肉の疲労耐性を高める |
最大筋力向上が目的
・ 目安のRep数: 1~5回
・ 重量設定: 1RMの85~100%(高重量)
・ 休憩時間: 2~5分(十分な休息が必要)
・ 目的: 筋肉や神経系を最大限に活用し、力を強くします。
・ 例(スクワット):1RMが150kgの場合 → 130kgで3~5回を3~5セット行います。
・ 注意点: 高重量のため、フォームが崩れるとケガのリスクが高まります。
筋肥大が目的
・ 目安のRep数: 6~12回
・ 重量設定: 1RMの65~85%(中重量)
・ 休憩時間: 30秒~90秒(筋肉への負荷を継続させる)
・ 目的: 筋繊維に十分な負荷をかけて肥大を促進する。
・ 例(ベンチプレス):1RMが100kgの場合 → 70kgで8~10回を3~4セット行う。
・ ポイント: 動作をコントロールし、筋肉への負荷を最大化する。
筋持久力が目的
・ 目安のRep数: 12~20回以上
・ 重量設定: 1RMの50~65%(低重量)
・ 休憩時間: 30秒以下(短い休息で心肺機能も鍛える)
・ 目的: 筋肉の疲労耐性を高める。特に体力や耐久力が重要なスポーツに役立つ。
・ 例(デッドリフト):1RMが120kgの場合 → 60kgで15回を2~3セット行う。
・ 注意点: 高Repではフォームが崩れやすいので注意。
1RM(最大挙上重量)への換算計算式の根拠
一般的に以下の換算式がよく使われます。
私は筋トレを3年以上続けていますが、怪我のリスクから1RM(1回上げれる最大重量)は、殆ど行いません。
3回程度上げれる重量までとしています。
そのため、一般的な重量とRep数から推定できる式を用いています。
・1RM換算式(Epleyの公式)
1RM=W×(1+0.0333×R)
・1RM換算式(Brzyckiの公式)
1RM=W/(1.0278-0.278×R)
W:重量
R:回数
出典:Validation of the Brzycki equation for the estimation of 1-RM in the bench press
注意点
1RMの換算式はあくまで推定値で、個人差があります。
8~10回を超えるRep数の場合、精度が低下します。
実際に高重量を扱うときは、フォームや安全性に十分配慮してください。
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